スロットリングの仕組み
スロットリングの機能
Genesys Predictive Engagementでは、スロットリングはWebチャットのオファー数を制限するプロセスで、プロアクティブチャットのオファーが殺到してエージェントキューが圧迫されないように保護するためのものです。 スロットリングは、特定の指標やKPIに対して最適化しようとするものではありません。 むしろ、キューの飽和の兆候に反応し、キューの飽和を緩和するためにチャットの着信率を下げようとするのです。
スロットリングの仕組み
- サービスレベル スロットリングは、Web チャット アクション マップにおいて、 Route when agents are available が有効な場合にのみ適用されます。
- キューに設定されたサービスレベルは、スロットリングが達成しようとする目標値ではなく、スロットリングを開始するための最小値です。 キューで観測されたサービスレベルは、設定されたサービスレベルを超えている可能性があります。
- ショートアバンドン スロットリング目的のサービスレベル計算にはカウントされません。
サービスレベル式
サービスレベルの計算式は
(nengaged – noverSla) / (nengaged + nabandoned)
nエンゲージド = エンゲージド・アクションの数
noverSla = 開始から従事まで、サービスレベルの目標値より長い時間を要したアクションの数
n放置 = 放置されたアクションの数
サービスレベルターゲットのデフォルトは20秒ですが、Genesys Cloud CXの キュー構成 で変更可能です。 Genesys Multicloud CXの場合、パブリックAPIを使用してサービスレベルターゲットを変更します。 詳しくは、 シングルアクションのターゲットを更新する をご覧ください。
サービスレベル閾値
サービスレベルのしきい値のデフォルトは80%ですが、Genesys Cloud CXの キューの構成 で変更することができます。 Genesys Multicloud CXの場合、パブリックAPIを使用してサービスレベルの閾値を変更します。 詳しくは、 シングルアクションのターゲットを更新する をご覧ください。